愛犬の介護、最大の負担は「精神的ストレス」約57.7% – 働き方にも影響、約4.5割が変更を経験・検討

愛犬の介護、最大の負担は「精神的ストレス」約57.7%
調査の結果、愛犬の介護や認知症ケアにおいて、飼い主さんが最も負担に感じることは「精神的ストレス・メンタルの悪化」で約57.7%と最多でした。夜泣きや夜間の徘徊、世話などによる「睡眠不足・体力面の疲弊」も約48.5%に上り、身体的な負担だけでなく、精神面への影響が大きいことが浮き彫りになりました。

介護にかかる費用については、「月5,000円~1万円未満」が30%で最も多く、「月1万円未満」と回答した割合が半数以上を占めました。愛犬のために負担できる費用には限りがあると感じている飼い主さんが多いことが伺えます。

働き方にも影響、約4.5割が調整・変更を経験・検討
愛犬の介護が必要になった場合、飼い主さんの働き方にも大きな影響が出ています。調査では、「有給休暇や残業削減で対応(対応したい)」が20%、「在宅勤務や時短勤務に切り替えた(切り替えたい)」が約15.4%、「休職・離職・転職を検討(実行)」が約9.2%となりました。これらを合わせると、約4.5割の飼い主さんが、愛犬の介護に伴う働き方の調整や変更を経験または検討していることが分かりました。

犬の認知症、具体的な症状を知らない人が約6割
犬も人間と同様に認知症を発症することや、その初期症状について「症状やリスクまで詳しく知っていた」と回答した人は約36.9%にとどまりました。一方、「名前程度は知っていたが具体的な症状までは知らなかった」が約40.8%、「知らなかった」が約22.3%となり、具体的な症状やリスクを十分に把握していない人が約63.1%に上ることが明らかになりました。

愛犬の高齢化が進む中、多くの飼育犬がシニア期を迎えています。現在犬を飼っている人のうち、0〜3歳が約20.6%、4〜6歳が約32.1%、7〜9歳が約20.6%、10〜12歳が約27.5%、13歳以上が約19.8%という結果が出ています。

高齢化や認知症への備え
万が一の認知症や高齢化に備えて行って良かったこと、あるいは行っておけばよかった備えとして、「ペット保険への加入」が約46.2%で最も多く挙げられました。次いで「かかりつけ医・動物病院との関係構築」が約36.2%、「介護費用のための貯蓄」が約26.2%となり、事前の準備の重要性が示されています。

現在、犬の飼育者の約6割(59.5%)がペット保険に加入しており、約7割(73.3%)が毎年健康診断を受けています。愛犬の健康を保つための意識は高いことが分かります。

今回の調査から、愛犬の高齢化や認知症に伴う介護は、飼い主さん自身の精神的・身体的負担だけでなく、仕事にも影響を及ぼす実態が明らかになりました。特に、犬の認知症について具体的な症状やリスクを十分に知らない人が多いことから、愛犬がシニア期を迎える前から認知症の初期サインや介護について知る機会を持つことが、飼い主さんの負担軽減にもつながるでしょう。
愛犬の高齢化や認知症に伴う介護の不安は、多くの飼い主さんが抱える身近な課題です。気になる場合は、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。
本調査の詳細や認知症の初期症状・具体的な備えについては、以下のコラムで詳しく解説されています。
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